【高配当株投資】絶対に投資してはいけない罠銘柄とは 特徴を5つの視点から解説

こんにちは、高配当株投資家のらふです!

らふ

今回のテーマは、
「絶対に投資してはいけない罠銘柄とは 特徴を5つの視点から解説!」


高配当株投資の魅力は何といっても配当金
利回りが高い銘柄への投資を真っ先に思い浮かべますよね。

めりー

高配当株投資は利回りが高い銘柄を買うんじゃないの?

らふ

単純に利回りだけを見て投資すると痛い目に合うよ!


利回りが高い=魅力的と思われがちですが、実は危険がいっぱい!
逆に危険を避けていけば、高配当株投資では失敗しにくいとも言えます。

めりー

具体的にどんな企業だと危険なの?

らふ

危険要素は全部で5つ!
罠銘柄を見抜くために必要な5つの要素をお伝えするよ!


投資で成功するためには、失敗の数を減らすのが近道。
罠銘柄を避けて、金のなる木(優良な高配当株)を手に入れましょう!

※本記事で紹介している銘柄は、高配当株投資には向かない事例紹介であって、企業や投資そのものを否定するものではありません。ご了承ください。

らふ

銘柄の選び方をもっと詳しくしりたい人へオススメ!

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目次

売上(or利益)が右肩下がり

配当金の原資は利益です。
つまり利益が無ければ、配当金は出ません。

めりー

利益なくして配当なしってことですよね!


そのため、売上や利益が減っている会社は高配当株投資には不向きと言えます。
実際の例を見てみましょう。

ぐるなびの売上高推移および1株配当金の推移

2018年から徐々に売上が減少していますよね。
それに準ずるように2019年以降配当金が下落、2021年には無配(0円)に。


最盛期であった2017年頃の株価は3,000円、今は300円程度と見る影もありません。

めりー

それだけ売上は大切な要素なんだね


企業の数字を一つしか見られないと言われれば、”売上”を上げるくらいには大切な要素です。
投資先の売上は必ず確認しましょう。

らふ

安定した売上にこそ、配当ありです

減配(無配)歴多数

今たくさんの配当金を貰えても、1年後半分になったら悲しいですよね。
もっというと、0円になったら泣きます。

めりー

配当金がなくなったら眠れないかも。。。


実際に減配した事例を見ていきましょう。

ホットランドの1株あたり配当金推移

2015年から配当金が下がったり戻ったりとせわしないですね。
配当金が減るのは、金銭的なダメージはもちろん精神的なダメージも大きいです。

らふ

減配は財布を落としたくらいの悲しみがあります。。。


当たり前ですが、高配当株投資の目的は配当金です。
配当金は増え続ける方が良いに決まってますよね。

減配がある企業は安定性に欠け、投資としても難易度が高くオススメできません。


そもそも、企業に金銭的余裕や成長性があれば、配当金は増え続けるはずです。
何度も減配している企業は、余力や成長性がない(少ない)とも言えるでしょう。

配当性向が高すぎる

●配当性向とは
→企業が稼いだ利益のうち、どのくらい配当金に使われているかを示す値です。
 例)100万円利益が出て、60万円配当に使ったのであれば配当性向は60%。

企業は稼いだ利益のうち一部を投資家に還元していますが、中には利益以上に還元しているケースもあります。

めりー

たくさん還元してくれるのは嬉しいはずだけど、ダメなのかな?


実際に利益以上還元している企業を見ていきましょう。

日産車体の配当性向推移

日産車体という企業ですが、2022年と2024年は配当性向400%超と稼いだ利益の4倍以上配当金を出しています。

めりー

たくさん配当金を貰えるね!やった!

らふ

身を削った配当金は長続きしないのが実情です。

利益以上の配当を出す=身銭を切る行為です。
手取り20万円の人が毎月30万円使うのと一緒で、いずれ破綻します。


一時的な売上減で配当性向が高い場合はやむを得ないですが
頻繁に配当性向が100%を超える会社への投資はやめた方がいいでしょう。


配当性向の目安は下記の通り。

過去10年間の平均配当性向が75%以上
過去10年間配当性向60%を切ったことがない
過去10年で配当性向が100%を2回以上超えている

一つでも当てはまるのであれば、僕なら投資しません。


ただし例外があります。
MS-Japanのように利益全部配当に回すよ!=配当性向100%
と会社が宣言しているのであれば、投資先として検討余地ありです。


実際MS-Japanは配当性向100%ですが、魅力的な要素も多く、優良な企業と言えますね。
配当性向100%だからダメではなく、企業の配当方針の確認も合わせて行いましょう。

らふ

配当性向が高い場合は理由を探るべし。
企業の配当方針なら問題なし。
売上減などの理由なら危険信号!

記念配当で配当利回りが高いだけ

●記念配当とは
→企業の○○周年や東京に本社移転などを記念して出す配当のこと。
 例)創立100周年記念のため、記念配当を100円実施します。


罠銘柄の一番多い特徴が記念配当で利回りが上がるケースです。


記念配当は一過性であり、翌年へ持ち越しません。
すなわち、記念配当で上がった利回りは幻であり、排除して考える必要があります。

めりー

記念ってきくとワクワクしてつい買いそう・・・


実際の例を見ていきましょう。

日本オラクルの配当利回りおよび1株あたりの配当金推移

2021年に記念配当1,000円を実施、配当利回り11%と超高利回りになっていますね。
毎年これが続くのであれば、たった9年で元が取れます、万歳!


しかし、現実はそう上手くはありません。
翌年は記念配当はなく、配当金は160円。配当利回り2%です。
高配当株とは言えないですね、残念。


とはいえ、記念配当=悪ではありません。
むしろ元々株を持っていた人にとってはボーナス的存在です。


記念配当が問題になるパターンとしては

・今までの増配率よりもはるかに増配率が高い
例)配当金10円→12円→14円ときていきなり25円など。

・配当利回りが5%以上ある
魅力的な企業は利回りが低くても買われる
→利回りが高い=罠要素があると思って疑った方がいい。


特に利回りが5%を超える銘柄は記念配当がないか絶対確認しましょう
一時的な高利回りは赤字垂れ流しの企業でもできます。


目先の欲に眩まず、長期的にリターンを得られる企業を選定しましょう!

らふ

高配当株投資で大切なのは
”安定して高い配当金を貰える企業なのか”です。

一時の記念配当は必要ありません。

不祥事で利回りが上がった企業

不祥事で高配当化した銘柄は絶対買ってはいけません。


不祥事は企業のイメージダウンだけでなく、株価下落や売上減も必ず起きます。
一度失った信頼を取り戻すのは非常に難しく、投資先としては避けた方が無難と言えますね。

めりー

一回ついた悪いイメージは何十年と拭えないよね・・・

らふがいう不祥事は下記全般です。

不祥事の例 ()は会社名
・不正会計(東芝)
・偽装(船場吉兆)
・偽計(Nuts)
・談合(博報堂)
・信頼失墜(かんぽ生命) 
・対応不信(KADOKAWA) など



実例として、2015年に不祥事(不適切会計)を起こした東芝の株価推移から見ていきましょう。

東芝の株価チャート(10年)

2015年は株価5,000円と好調でしたが、不祥事が発覚した後、わずか1年足らずで株価1,500円まで暴落。

株価は高値から3分の1以下。
投資をしていたらと思うと、寒気がする値下がりですね。。。

めりー

100万円が30万円・・・暴落怖い、怖すぎる。


株価下落により、配当利回りは上昇。
なんと、元々2%台だった利回りは約8%!と超高配当銘柄に!

めりー

利回りは高いから株価下落後は買ってもいいんじゃないかな?

東芝の1株あたり配当金推移および配当利回り推移


しかし、不祥事を起こした企業はそう上手くいきません。
2015年から売上は減少、翌年の2016年には利益減により無配転落。


利回り8%はわずか1年のみ、一瞬の出来事でした。
2014年の配当水準に戻るまで約7年、とかなり時間が掛かっていますね。


このように、不祥事を起こした企業は
転落の一途をたどるのが運命ですので絶対買ってはいけません


らふ

信頼なくして配当なし。
己を捧げても良いと思える企業に投資すべし!



企業の売上は顧客の信頼から成り立っています。
顧客や株主を欺くような企業に未来はありません。


また一度不祥事を起こした企業は必ずと言っていいほど繰り返します。
かんぽ生命がいい例です。社内風土はすぐ変わらないですからね。


高い利回りだからとつられずに、なぜ高配当なのか自分なりに分析したうえで買っていきましょう。

まとめ【利回りに釣られず企業分析あるのみ】

結局のところ、企業分析が全てです。
企業分析なくして高配当株投資なし。


厳しい言い方になりますが、利回りだけで見て買うから失敗するのです。


美味しい話にこそ裏がある。
高い利回りには、それを裏付けるだけの理由があることを忘れずに。


安定した利益、配当そして増配が将来の自分を豊かにしてくれます。
ともにダイヤの原石を探していきましょう。


典型的な優良銘柄の分析記事です。
光るものがある企業ですので、ぜひダイヤの原石典型例としてご覧ください。



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らふ

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最後までご覧いただきありがとうございました。
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