こんにちは、高配当株投資家のらふです!
今回は、高配当ETFのNF・日経高配当50 ETF(1489)を解説!
事業内容・業績・買い時について徹底分析します!
何だか名前が長くてとっつきにくいですよね。。。
でも安心してください!
一から分かりやすく解説します、一緒に見ていきましょう!
≪まとめだけ見たい方は↓↓↓をどうぞ!≫
1分でわかるNF・日経高配当50 ETFまとめ(筆者の感想です)
NF・日経高配当50 ETFとは
→高配当株50社をまとめて買えるパックのこと。
ETFと個別株の違い(簡易版)
●ETF
少額から投資可能
分散が効く
専門知識不要
手数料がかかる
●個別株
初期費用が高くつきやすい
分散には資金が必要
上場廃止のリスクあり
専門知識必要
手数料がかからない
NF・日経高配当50 ETFのデータ
・配当(分配)利回り3.5%(2024年1月1日現在)
・年4回配当(分配)
良い点
・リスク分散が効いている
・少額で投資を始められる
・専門知識がほぼ不要
いまいちな点
・手数料(信託報酬)が高い
・銘柄の入れ替えが手動ではできない
・選定された銘柄の一部が良くない
NF・日経高配当50 ETFが向いている人
・まとめて銘柄を買いたい
・少額で投資をスタートしたい
・株の勉強をする時間が取れない
・多少手数料がかかってもいいから配当金が欲しい
NF・日経高配当50 ETFが向いていない人
・企業分析が好き
・リスクは最小限に抑えたい
・自分で好きな企業を買いたい
・できるだけ手数料はかけたくない
※投資は自己責任でお願いします。
手数料が高いのが難点だが配当金を得られる貴重なETF。
リスク分散がある程度効いているため初心者むきと言える。
らふオススメ度★★☆☆☆(2.4)
NF・日経高配当50 ETFとは【高配当株をまとめて買えるパックのこと】
NF・日経高配当50 ETFの正式名称はNEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信です。
名前長すぎるやろ・・・
というツッコミはさておき、この商品を一言をいうと
「日本の高配当株を50銘柄分まとめて買えるパック」です。
もっと分かりやすくすると
「配当がたくさん貰える会社を50社集めました!」といった感じでしょうか。
先ほど出てきたETFという単語は色んな会社をまとめたパックの総称です。
ETFはお弁当をイメージすると分かりやすいですよ。
ETFをお弁当に例えると
ご飯、お肉、野菜など単品の具材→個別株(日産、任天堂など)
上記単品を詰め合わせたお弁当→ETF
ETFはお弁当、覚えたし。
また、高配当株という言葉の定義はいろいろありますが
このETFについては下記の通りです。
NF・日経高配当50 ETFにおける高配当株の定義
日経平均を構成している銘柄で利回りの高い上位50社。
日経平均は日本の経済を牽引する225社の総称だよ!
その中で利回りが高い50社が選ばれています☆
実際に組み込まれている銘柄は下記の通りです。
(解説は後ほどありますので参考程度にどうぞ!)
NF・日経高配当50 ETFのイメージは沸きましたか?
何となくわかったような気はするものの
まだわからないところも多いですよね。
ETFの理解を深めるために
まずは、ETFの詳細と個別株の違いについて見ていきましょう。
ETFと個別株との違い(特徴)
先ほどお弁当の詰め合わせパックがETFという話をしました。
とはいえ、単純におかずを詰めただけではありません。
例えば、お弁当におかずをつめる作業は人件費がかかりますよね。
それと同じでETFも銘柄の取りまとめや入れ替えが必要なため手数料がかかります。
他にもETFや個別株には違いがたくさん。
簡単にですが、ETFと個別株の違い(特徴)について下記表にまとめました。
覚える必要は全くありません!気になった時に見返していきましょう。
ETFは
・個別株をまとめて買える商品
・手数料がかかる
この2点を抑えればOKです!
次に肝心のNF・日経高配当50 ETFの実績について見ていきましょう。
NF・日経高配当50 ETFの配当実績
NF・日経高配当50 ETFの配当実績です。
直近の数年は配当利回り3%を超えています。
分配金は上下しているものの長期的には増えていますね。
配当利回り3%はすごく高いのかな?
いまの預金金利は0.01%とかだし。
実は配当利回り3%はそこまで高くありません。
一般的には「配当利回り3.75%以上」の会社を
高配当と呼んでいます。
上場している企業の平均配当利回りは約2%です。
それと比較すると配当利回り3%は高い水準と言えますが、高配当とまでは言えません。
とは言え、配当利回りが低いからダメと言うことは全くないです。
むしろ成長の著しい企業は配当を出さず、自社の価値(株価)を高めることで株主還元を行っています。
逆に配当利回りが高いほど、成熟している企業の割合も多くなります。
すなわち、会社の成長はほとんどしない代わりに配当金で株主還元を図るわけですね。
どちらが良いかは完全に好みになりますが
高配当株は配当金がメインで株価の値上がり益が取りづらい点は覚えておきましょう。
NF・日経高配当50 ETFは配当金狙いのETFです!
株価の値上がりを狙うなら別のETFにしましょう!
なお、分配金は年4回です。(1,4,7,10月)
※4月と10月がメイン、1月と7月はおまけ程度の分配金です。
日本の株式は通常年2回なので、多く配当が出るのは嬉しいですね。
次にNF・日経高配当50 ETFは買うべきかどうかを見ていきます。
NF・日経高配当50 ETFは買うべきかどうか【結論:オススメしない】
結論から言うと、NF・日経高配当50 ETFはオススメできません。
主な要因は手数料の高さと選定された銘柄の一部が良くないことです。
とはいえ、らふは自分で銘柄を選定する時間や知識があるので買わないと判断しました。
逆に言えば
上記のような人にとっては選択する価値があると言えます。
そこで、どんな人にこのETFが向いているのか
良い点、イマイチな点を踏まえ解説します。
総合的に考えて、ご自身で購入のご判断をいただけると幸いです。
まずは誰に向いているのか結論からいきましょう!
1分でわかるNF・日経高配当50 ETFの向き、不向き(筆者の感想です)
向いている人
・まとめて銘柄を買いたい
・少額で投資をスタートしたい
・株の勉強をする時間が取れない
・多少手数料がかかってもいいから配当金が欲しい
向いていない人
・企業分析が好き
・リスクは最小限に抑えたい
・自分で好きな企業を買いたい
・できるだけ手数料はかけたくない
良い点【NF・日経高配当50 ETF】
まずはNF・日経高配当50 ETFの良い点から見ていきましょう。
リスク分散が効いている
投資においては、リスク分散が重要と言われています。
買う銘柄を10、20と増やせば1社が倒産しても全体のダメージは少なくなりますよね。
このように、銘柄数を増やしてリターンを安定させるのがリスク分散の代表例です。
個別の株は1社、2社ですとリスクが顕著ですが
このETFは最初から50社に投資でき、十分に分散が効いています。
投資においてリスク分散は必須級なので
かなりのメリットと言えますね。
リスク分散なくして資産なしです!
少額で投資を始められる
個別株は100円から始められるものの、複数の銘柄を買わないとリスク分散ができません。
そのため、実質の初期投資費用は5万円以上です、安くはない金額です。
そもそも5万円を用意するのは大変ですし
一度に投資しようとしても心理的ハードルも非常に高いですよね。
一方でこのETFは最小投資金額が約2,000円と比較的安い金額で投資を始めることができます。
投資を始めるハードルは低ければ低いほど良いですから金額が安いのは助かりますね。
2,000円なら学生でも始められるね!
専門知識がほぼ不要
個別株を買う場合は、会社の業績、財務状況などを自分で判断できる知識や経験が必要です。
初心者にはハードルが高いですよね。
一方でETFは、どのETFを買うか選ぶだけでほとんど知識は入りません。(もちろんあるに越したことはないですが)
手軽に買えるのは魅力ですね。
特に忙しい学生や社会人にとっては、ETFは助かる選択肢と言えるでしょう。
ETFを購入
→少しずつ個別株にシフトもありです!
イマイチな点【NF・日経高配当50 ETF】
完璧なETFなど存在しません。
次はNF・日経高配当50 ETFのイマイチな点を見ていきましょう。
手数料(信託報酬)が高い
投資で重要な要素として手数料があります。
いくら優良な商品を詰め合わせたからといって手数料が高ければ儲かるものも儲かりません。
手数料は人件費のようなものですね。
一般的にETFでかかる手数料は
・購入時にかかる手数料
・年間の維持にかかる手数料(信託報酬)
の2つです。
ETFの購入時手数料は0円であることが多いため
今回は年間の維持手数料のみを考慮し解説します。
証券口座によっても手数料はまちまち。
ネット証券が安い傾向にあるよ!
例えば毎月3万円を20年間積立するケースを見てみましょう。
片方は年間手数料0%、もう片方は年間手数料1%で計算してみます。
結果は下記画像の通りです。(左が年間手数料0%、右が年間手数料1%)
その差は一目瞭然ですよね。
手数料が1%違うだけで20年後のリターンは100万円以上も差がついてきます。
100万円あれば中古車を買えるくらいの金額です。
いかに手数料が大切なのか実感できますね。
このように手数料は投資の結果を左右する重要な指標です。
ETFを始めとしたまとめパックを買う場合は、必ず手数料がいくらかかるのか確認しましょう。
ちなみに今回紹介しているNF・日経高配当50 ETFの手数料は約0.3%です。
手数料は0.3%なんだね!
と言われても高いのか安いのかわからないよ・・・
手数料の目安は下記のとおりです!
投資を始めたばかりだと手数料の目安なんてわからないですよね。
そこで10年投資をしてきた、らふの感覚をお伝えします。
手数料(信託報酬)の目安
0.1%未満 安い
0.1-0.2% 普通
0.2-0.5% 高い
0.5%以上 ぼったくり
インデックス投資として有名なS&P500やオルカンはいずれも手数料0.05%程度と激安です。
それに比べNF・日経高配当50 ETFの手数料は0.3%。少々手数料が高いように感じますね。
もちろん長期的に見れば手数料以上に資産が増える確率は高いので
手数料をかけてこのETFを買うという選択肢もありです。
ここは完全にその人の好みですね。
とは言え手数料0.5%以上はぼったくりと言わざるを得ないので割けた方が無難です。
資産を増やしたいなら手数料を意識すべし
たかが0.1%、されど0.1%
1億円の0.1%は10万円です!!
銘柄の入れ替えが手動ではできない
個別株投資では、業績の悪い銘柄や将来性に疑義のある会社を売却し新たな投資先に乗り換えることができます。
その反面、ETFでは自分で中身の銘柄を入れ替えることはできません。
ETFそのものを売却するかどうか、という選択肢になってしまいます。
そのため、痒いところに手が届かず、自分で投資先を吟味するような中上級者にはイマイチと言えるでしょう。
逆に銘柄の入れ替えなんて面倒、淡々と積立したい人には関係ないといえますね。
ズボラな僕には
むしろ勝手に管理されるETFの方がいいかも・・・!
選定された銘柄の一部が良くない
おさらいになりますがNF・日経高配当50 ETFは
日経平均を構成している銘柄のうち配当利回りが高い50社が選ばれています。
こちらの銘柄たちですね。
この50社は配当利回りが高くたくさんの配当金が貰えます。
しかし業績などは全く関係なく、配当利回りだけで選定されているため安定感はイマイチです。
本来、高配当株を選ぶ時は
・業績が好調
・利益率が高い
・配当金が増え続けている
上記のような要素を選んで買うのがベストです。
安定的に配当金をもらうためですね。
しかしながらNF・日経高配当50 ETFは安定感に欠けます。
例えば、過去の配当実績ですが
構成銘柄のうち60%(30社)が直近10年以内に減配しています。
すなわち半数以上の会社は何かしらの理由で配当金が一度下がったというわけですね。
50銘柄のうち5社ぐらいであればそこまで問題はないですが
半数以上となると安定感に欠ける印象は拭えません。
そのため、安定して配当金を貰いたい!と思っている人には本ETFは不向きといえます。
もし安定して配当金を貰いたいと考えているならご自身で銘柄を探すのが一番です。
下記記事で有料高配当株の探し方を無料で解説しています。
らふの投資人生10年かけた集大成、ぜひご覧ください。
補足(NF・日経高配当50 ETFに過去減配している会社が多い理由)
日経平均を構成している大企業は景気に左右されやすい
いわゆる景気敏感株と呼ばれる企業が多くなっています。
好景気はガンガン稼ぐものの、不景気になると利益が大幅に減少
するといった感じですね。
配当金は利益を原資として出しているため、
利益が減れば当然出す配当も減らすということになります。
すなわち減配です。
一方で電気・水道・ガスや食料品などを扱う会社は
不景気でも利益はほとんど変わりません。
そのため、不景気も配当金を減らさず安定しています。
ただし好景気でも利益は思ったほど伸びません。
いわゆるディフェンシブ株と呼ばれていますが
中小型株に多くETFにはなかなか組み込まれないのが難点です。
NF・日経高配当50 ETF 徹底分析のまとめ
1分でわかるNF・日経高配当50 ETFまとめ(筆者の感想です)
NF・日経高配当50 ETFとは
→高配当株50社をまとめて買えるパックのこと。
ETFと個別株の違い(簡易版)
●ETF
少額から投資可能
分散が効く
専門知識不要
手数料がかかる
●個別株
初期費用が高くつきやすい
分散には資金が必要
上場廃止のリスクあり
専門知識必要
手数料がかからない
NF・日経高配当50 ETFのデータ
・配当(分配)利回り3.5%(2024年1月1日現在)
・年4回配当(分配)
良い点
・リスク分散が効いている
・少額で投資を始められる
・専門知識がほぼ不要
いまいちな点
・手数料(信託報酬)が高い
・銘柄の入れ替えが手動ではできない
・選定された銘柄の一部が良くない
NF・日経高配当50 ETFが向いている人
・まとめて銘柄を買いたい
・少額で投資をスタートしたい
・株の勉強をする時間が取れない
・多少手数料がかかってもいいから配当金が欲しい
NF・日経高配当50 ETFが向いていない人
・企業分析が好き
・リスクは最小限に抑えたい
・自分で好きな企業を買いたい
・できるだけ手数料はかけたくない
※投資は自己責任でお願いします。
手数料が高いのが難点だが配当金を得られる貴重なETF。
リスク分散がある程度効いているため初心者むきと言える。
らふオススメ度★★☆☆☆(2.4)
NF・日経高配当50 ETF 分析の感想+買い時はいつか
NF・日経高配当50 ETFは手数料が高いのが難点ですが、
個別株はちょっと・・・と言う人は候補に上がるETFかなと思います。
ETFは最初からリスク分散がある程度なされているため
初心者向けの商品と言えますね。
手軽に買えるのも魅力的です。
買い時について
①株価2,200円以下
→直近1年の株価下支えを割れば割安感が出てくる。
②直近1か月で10%以上株価が下落したとき
→10%以上の下落はチャンス。
③配当落ち(分配)の直後
→配当金(分配金)を貰える権利日の直後です。通常、配当利回り分程度株価が下落します。
買い時はあくまで個人的見解です。
購入前に必ず現在の最新状況は確認しておきましょう。
以前は良かった銘柄が今は微妙になっているなんてことはよくある話です。
以下は企業分析のみならず、人生に役立つ書籍を紹介します。
書籍は1,000円程度と安く、誰でも簡単に知識を習得できる便利アイテムです。
株のリターンはある程度決まっていますが読書で得られるリターンは無限大。
非常にコスパの良い自己投資といえます。
世界の富を牛耳るユダヤ人は、日本人の5倍も書籍を読んでいます。
もちろん、らふも毎月最低5冊買って知識をアップデートしていますよ。
書籍ほどコスパの良い投資先は存在しません。
あなたの人生を豊かさにしてくれる書籍へ積極的に投資していきましょう!
数ある高配当株の入門書として一番オススメ!
らふも愛読しています。
これ一冊あれば、他の書籍は不要。
デメリットもきちんと触れており信頼できます。
高配当株投資で
”少しでもリターンを上げたいなら”絶対に買うべき書籍です!
お金の義務教育をするならこれ!と言われるほど
完成度の高いベストセラー本。
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人生で一番若いのは今!
今しかできない経験の大切さを切実に訴えてきて、
読んだらすぐ行動したくなる。
20代、30代と若い人にこそ読んでほしい一冊!
最後までご覧いただきありがとうございました。
週に数回、記事を投稿しますので是非サイトのお気に入り登録をお願いします!
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