【高配当ファンド】Tracers日経平均高配当株50を徹底分析!【実績や買うべきかを解説】

らふ

こんにちは、高配当株投資家のらふです!

今回は、高配当ファンドのTracers日経平均高配当株50を解説!


何だか名前が長くてとっつきにくいですよね。。。
でも安心してください!


一から分かりやすく解説します、一緒に見ていきましょう!



≪まとめだけ見たい方は↓↓↓をどうぞ!≫

らふ

手数料が高いのが難点だが配当金を得られる貴重な日本株ファンド。
リスク分散がある程度効いているため初心者むきと言える。
らふオススメ度★★☆☆☆(2.6)

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目次

Tracers 日経平均高配当株50とは【高配当株をまとめて買えるパックのこと】

Tracers 日経平均高配当株50の正式名称はTracers 日経平均高配当株50インデックス(奇数月分配型)です。

うさぎ

名前長すぎるやろ・・・


名前が長すぎるので以後Tr高配当50と呼びますね。


この商品を一言をいうと
「配当がたくさん貰える日本の会社を50社集めました!」といった感じですね。

めりー

ふむふむなるほど。


配当がもらえる50社と言われても、

・どんな企業が入っているか
・手数料はいくらかかるのか
・どのくらい配当がもらえるのか

色んなことが気になりますよね。

うさぎ

たくさん配当が貰えるといいな・・・

らふ

さっそくTr高配当50のデータを見ていきましょう!

Tracers 日経平均高配当株50のデータ

うさぎ

慣れない言葉が多くてわからない・・・。

らふ

大丈夫です、順番に解説しますのでご安心ください!

構成銘柄について

Tr高配当50に組み込まれている銘柄の選定条件は下記のとおりです。

投資信託説明書より抜粋
うさぎ

すみません、ウエートとか流動性とか
ちょっと何言ってるかわからないです

らふ

わからなくても全然OKです!

簡単に言うと
・配当利回りが高い
・人気のある会社
を厳選し
・定期的にバランスを調整
していると言った感じです。

Tr高配当50の銘柄選定条件
日経平均株価の構成銘柄であること(日本を代表する225社)
その中でも配当利回りが高い50社。
ただし、人気の低い(流動性)会社は組入の優先度を低くする。

実際に組み込まれている銘柄は下記の通りです。

組み込まれている銘柄一覧2024.12現在


この50社は配当利回りが高くたくさんの配当金が貰えます。
しかし業績・財務・業種などは関係なく、配当利回りだけで選定されているため安定感はイマイチです。


本来、高配当株を選ぶ時は

・業績が好調
・利益率が高い
・配当金が増え続けている


上記のような要素を選んで買うのがベストです。
安定的に配当金をもらうためですね。


しかしながらTr高配当50は安定感に欠けると言わざるを得ません。


例えば、過去の配当実績ですが
構成銘柄のうち60%(30社)が直近10年以内に減配しています。

赤枠は過去10年に1回以上減配している会社

すなわち半数以上の会社は何かしらの理由で配当金が1回以上下がったというわけですね。
配当金が減れば株価の下落&配当金減少のダブルパンチを喰らうことになりダメージは大きいです。

うさぎ

減配怖い・・・


50銘柄のうち5社ぐらいであればそこまで問題はないですが半数以上となると安定感に欠ける印象は拭えません。
他にも利益以上に配当金を出す会社があったり数年連続利益減だったり雲行きが怪しい銘柄が結構あります。



とはいえ、50銘柄である程度リスクは分散されており高配当株を始めたい初心者であれば悪くはないかなと。

らふ

理想の流れは
このファンドを買う
→個別株に興味を持つ
→自分で個別株を探してみるです!


とはいえ個別株の投資は向き不向きがかなりでます。
一回やって見て向いてなかったら投資信託一本でも全然OK。


参考までに優良な高配当株の探し方を貼っておきますね。

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自分で探すのは面倒だけど個別株をやってみたい!という方に。
らふが毎月優良な高配当株をブログにて紹介しているので参考にどうぞ。
(※最終的な投資決定は自己責任でお願いします)

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補足(Tr高配当50に減配銘柄が多い理由)
日経平均を構成している大企業は景気に左右されやすい
いわゆる景気敏感株と呼ばれる企業が多くなっています。


好景気はガンガン稼ぐが、不景気になると利益が大幅減少といった感じですね。


配当金は利益を原資として出しているため、
利益が減れば当然配当も減らすということになります。


すなわち減配ですね。


一方で電気・水道・ガスや食料品などを扱う会社は
不景気でも利益はほとんど変わりません。


そのため、不景気も配当金を減らさず安定しています。
ただし好景気でも利益は思ったほど伸びません。


いわゆるディフェンシブ株と呼ばれていますが
中小型株に多くファンドになかなか組み込まれないのが難点です。

配当について

予想配当利回りは3.5%。
そして配当は年6回です。


多くのファンドが年2-4回配当の中、Tr高配当50は年6回も配当があります。
2ヶ月に1回配当があり投資のモチベーションが維持しやすいのは良い点ですね。

うさぎ

年6回も配当があるの?
年金みたいで最高!

らふ

年金ていうとなんかあれだけど
頻繁に配当が来るのは嬉しいですね!


とはいえ、配当は元本を削るタコ足配線型なので注意が必要です。

タコ足とは
投資した商品の元本を削って配当金を出すこと。
利益以上に配当が出ることを指す。
損に繋がる可能性があり注意が必要。

例)1,000円分のファンドを買う、元本を削って100円の配当を出す。
→ファンドの価値は900円に下落、100円の配当をもらっているがトータルは±0。



次に配当金の実績です。

Tr高配当50はファンド設立から日が浅く配当実績がほぼないため
ベンチマークである(NF・日経高配当50 ETF)の株価と分配金を参照している。

ベンチマークとは
ファンドを運用するうえで基準となる指標や指数のこと。
例えば、日経平均は日本を代表する225社の株価がベンチマーク(指標)になっている。


概ね4%前後をうろうろしています。
直近はやや控えめな利回りですね。


分配金は上下しているものの長期的には増えていく流れと言って良さそうです。


2025年1月時点の予想配当利回りは3.5%。
(2024年に特別分配金が出ており、実際の利回りはもう少し高いが、配当方法が通常と異なるため考慮しない)


高配当株投資では利回り3.75%以上(税引き後3%)欲しいのでやや利回りが低いと感じます。
過去の最高利回りは5%程度なので、4%以上になるまで投資を待つのもいいですね。

らふ

高配当株はタイミング投資!
利回りが高くなるまで待つべし。

手数料(信託報酬)について

手数料は0.17%です。

めりー

手数料は0.17%なんだね!
と言われても高いのか安いのかわからないよ・・・

らふ

手数料の目安は下記のとおりです!

手数料(信託報酬)の目安
0.1%未満  安い
0.1-0.2%  普通
0.2-0.5%  高い
0.5%以上  ぼったくり


年間の維持費は0.17%(実績値)と可もなく不可もなくと言った水準。
新NISAは成長投資枠でのみ購入できますので間違いなく。


インデックス投資として有名なS&P500やオルカンはいずれも手数料0.05%程度と激安です。
それに比べTr高配当50の手数料は0.17%。少々手数料が高いように感じますね。



もちろん長期的に見れば手数料以上に資産が増える確率は高いので
手数料をかけてこのETFを買うという選択肢もありです。



ここは完全にその人の好みですね。
とは言え手数料0.5%以上はぼったくりと言わざるを得ないので割けた方が無難です。

日経高配当50ETFとの違い

なお似ているファンドとしてNF・日経高配当50 ETFが挙げられます。
85%くらい同じだと思ってください。


違いを図にまとめてみました。

重要な違いは信託報酬・購入価格・配当原資かなと。
どちらを買うか迷ったら、信託報酬の安さからTr高配当50をオススメします!


NF・日経高配当50ETFの詳細はこちらの記事からどうぞ!

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その他

なんと100円から購入可能です、子供のお小遣いでも買えます、安いですね。
投資において金銭的ハードルが低いのはかなりのメリットです。


新NISAで購入する場合は、つみたて投資枠は使用不可、成長投資枠は使用可能です。
間違えないように注意しましょう。


次にTr高配当50は買うべきかどうかを見ていきます。

Tracers 日経平均高配当株50は買うべきかどうか【結論:オススメしない

結論から言うと、Tr高配当50はオススメできません。
主な要因は手数料の高さと選定された銘柄の一部が良くないことです。


とはいえ、らふは自分で銘柄を選定する時間や知識があるので買わないと判断しました。


逆に言えば

・個別株に時間を割けない
・銘柄分析が面倒だけど配当金は欲しい


上記のような人にとっては購入する価値があると言えます。


迷ったらまず買ってみてそこから、個別株や米国株などにシフトするのも面白いですね。



実は、米国には優良なファンドがあります!
日本以外も大丈夫という方は投資対象に入れてみてはいかがでしょうか。

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Tracers 日経平均高配当株50 徹底分析のまとめ

らふ

手数料が高いのが難点だが配当金を得られる貴重な日本株ファンド。
リスク分散がある程度効いているため初心者むきと言える。
らふオススメ度★★☆☆☆(2.6)

株式投資において手数料は最重要事項です。


実は同じ株を買っても証券会社によって手数料が異なります。
そのため、手数料が高い証券会社を使っていると10万円単位で損することもあるのが怖いところ。


投資歴10年のらふオススメはSBI証券or楽天証券です。


どちらも業界最安水準の手数料で取り扱い銘柄も豊富。迷ったらこの2択です。
高配当株をやるなら1株からほぼ全ての銘柄が買えるSBI証券に現時点では軍牌が上がりますね。

オススメの証券口座まとめ
高配当株投資はSBI証券
公式サイト:https://www.sbisec.co.jp/

インデックス投資など他の投資は楽天証券
公式サイト:https://www.rakuten-sec.co.jp/

おまけ

ここまでご覧いただきありがとうございます。


最後にあなたの人生に役立つ書籍を紹介させてください。
書籍は1,000円程度と手軽かつ誰でも簡単に知識を習得できる数少ないツールです。



株のリターンはある程度決まっていますが読書で得られるリターンは無限大。
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非常にコスパの良い投資といえます。



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書籍ほどコスパの良い投資は存在しません。
あなたの人生を豊かさにしてくれる書籍へ積極的に投資していきましょう!

らふ

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最後までご覧いただきありがとうございました。
週に数回、記事を投稿しますので是非サイトのお気に入り登録をお願いします!



最終的な投資決定はご自身の判断・責任でお願いします。
記載内容の誤りおよび掲載された内容によって
被ったトラブル・損失・損害等に対し筆者は一切の責任を負いません。
あらかじめご了承ください。


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