こんにちは、高配当株投資家のらふです!
今回は、増配率(配当成長率)が高い企業を
ランキング形式で紹介します!
増配率は配当金がメインの投資家にとっては命そのもの。
一緒に見ていきましょう。
1分でわかる増配率ランキングまとめ(筆者の感想です)
増配率(配当成長率)とは
→配当金がどのくらい増えているのか表す指標
増配率を重視する理由
増配率が高ければ5年10年先のもらえる配当金が増えやすい。
また増配率が高い企業は財務優良であることが多く、
株主還元姿勢も積極的。
増配率ランキング
第10位 エクシオグループ 17.46%
第9位 オカムラ 17.60%
第8位 芙蓉総合リース 19.51%
第7位 東ソー 21.63%
第6位 クイック 21.88%
第5位 芝浦電子 22.32%
第4位 ビジネスブレイン太田昭和 22.95%
第3位 インテリジェントウェイブ 23.11%
第2位 日本ライフライン 29.65%
第1位 アルトナー 31.1%
※投資は自己責任でお願いします。
増配率(配当成長率)とは
そもそも増配率ってなに?
増配率をわかりやすくいうとこんな感じです!
増配率(配当成長率)とは
企業が出す配当金がどのくらい増えているのかを示す指標。
例えば、
去年の配当金が10円
今年の配当金が11円
→10%配当金が増えているので増配率は10%となる。
増配率が高ければ高いほど、配当金も勢いよく増えています。
そのため、配当利回りが高い銘柄よりも増配率が高い銘柄を選んだ方が将来もらえる配当金が増える可能性大です。
それって本当?
増配率よりも配当利回りが高い方がいいんじゃないかな?
わかりやすい例で見ていきましょう!
比較データ
・三菱HCキャピタル 増配率16.6% 配当利回り3.9%
・JT(日本たばこ産業)増配率7.3% 配当利回り4.8%
※増配率は過去10年の平均値
※配当利回りは2024年9月時点の数字を採用
上記図は高配当株で有名な2社を比較した図です。
配当利回りはJTの方が高いのでJTを買いたくなりますよね。
実際私も昔はそうでした。
しかし、図を見れば分かるとおり、わずか4年で配当金額は逆転します。
4年後は三菱HCキャピタルの方がもらえる配当金は多くなるんですよね。
増配率・・・大事なんだな。。。
もちろん、年によって増配率は違いますし、今後がこの通りに行くわけではありません。
場合によっては減配することもあります。
とはいえ、増配率が高い=配当金が雪だるま式に増える可能性があるという事実はわかったかと思います。
増配率を重視する理由
増配率を重視する理由は2つです。
1つ目
増配率が高いほど、将来もらえる配当金が増えやすい。
2つ目
増配率が高い企業は、財務優良であることが多く、株主還元にも積極的。
これだけだと、まだ曖昧ですよね。順番に解説します。
将来もらえる配当金が増えやすい
我々のように高配当株投資をする人にとって配当金は命そのものです。
増えれば増えるほど有り難い、ゲームでいうHPが増える感じですね。
そこで重視すべきなのが増配率です。
ゲームでHPを増やせば楽して冒険できるのと一緒で
配当金が増えれば、FIREなどの目標に近づきやすくなります。
改めて増配率の重要さを見ていきましょう。
増配率が4%であれば配当金は10年で1.5倍
増配率が7%であれば配当金は10年で2倍
増配率が12%であれば配当金は10年で3倍
言うまでもありませんが、増配率が高いほど配当金が増える恩恵は大きくなります。
増配率が高いからといって配当金が必ず増えるという保証はありません。
しかし、せっかく買うのであれば増配率が高い企業に身を委ねるのがいいですよね。
だからこそらふは増配率を重視します。
業績が好調&株主還元に積極的なことが多い
もう一つの理由は増配率が高いと業績が優良&株主還元に積極的なことが多いからです。
増配率が高い=配当金をたくさん出している会社です。
配当を増やすためには当然売上も伸びている必要があるため業績も好調なケースが多いです。
合わせて財務が優良なことが多いため、多少のピンチでも乗り切れる力があります。
財務が優良ってどういう意味ですか?
お金の管理が万全で安定した運営ができる企業のことです!
また、増配率が高い企業は株主還元に積極的であり、たとえ売上が落ちても
配当金を減らさず、維持してくれる場合が多いです。
過度な期待な過信ですが、増配率は高配当株において最も重要な指標の一つであることは間違いないと言えます。
増配率ランキング
増配率をランキング形式で発表!
今回は下記条件を満たした企業の中から増配率を高い順に並べています。
前提条件
・一定の審査基準を満たした銘柄が対象※
・増配率は過去10年間の平均値を使う
・10年前の配当利回りが1.5%以上ある銘柄
(極端に高い増配率になることを避けるため)
※一定の審査基準は下記記事で解説しています。
高配当かつ財務が優良
そして増配率が高い会社をピックアップしています!
どの会社も伸び代たっぷりな優良銘柄です。
らふは1位から10位の銘柄を全て購入しています、自分の好みに合った銘柄があるといいですね。
第10位 エクシオグループ 17.46%
エクシオグループは様々なインフラを構築するエンジニアリング企業です。
5Gやクラウドなどの通信インフラ整備や行政のDX化など事業は多岐にわたる。
時価総額は約3,000億円と高配当株にしては事業規模はやや大きめ。
NTTなど大手企業を顧客に抱え、コロナやリーマンショックも耐えた優良企業。
エクシオグループのデータ
- 増配率17.46%
- 配当利回り3.9% (2024年10月8日現在)
- 配当性向63% (2024年実績)
- 成長性★★★★☆ (3.9)
- 安定性★★★★☆ (3.7)
- 財務健全性★★★☆☆ (3.5)
- 総合評価 ★★★★☆ (3.7)
第9位 オカムラ 17.60%
オカムラはオフィス環境整備が主軸の企業。
特にコンテッサやシルフィーなど高級チェア販売で有名。
時価総額は約2,000億円と高配当株にしては事業規模はやや大きめ。
世界中に顧客がおり業界の地位は固い、そのうえ安定した配当金を受け取れる優良企業。
オカムラのデータ
- 増配率17.60%
- 配当利回り4.5% (2024年10月8日現在)
- 配当性向40% (2024年実績)
- 成長性★★★☆☆ (3.4)
- 安定性★★★★☆ (4.2)
- 財務健全性★★★★☆ (3.8)
- 総合評価 ★★★★☆ (4.0)
第8位 芙蓉総合リース 19.51%
不動産から航空機までリースとして扱う芙蓉総合リース。
他のリース企業よりも頭ひとつ抜けて安定性が高い。
コロナやリーマンショックでも全く売上は減らずむしろ増益する優良企業。
時価総額は約3,000億円と高配当株にしては事業規模はやや大きめ。
芙蓉総合リースのデータ
- 増配率19.51%
- 配当利回り4.0% (2024年10月8日現在)
- 配当性向28% (2024年実績)
- 成長性★★★☆☆ (3.4)
- 安定性★★★★☆ (4.0)
- 財務健全性★★★☆☆ (3.5)
- 総合評価 ★★★★☆ (3.7)
第7位 東ソー 21.63%
大手化学総合メーカー。
電池や半導体、断熱材など日常的に使用している物を沢山製造している会社。
リーマンショックで赤字転落するなど不景気には弱いが配当金は上昇傾向で問題なし。
時価総額は約6,000億円と高配当株にしては事業規模は大きめ。
東ソーのデータ
- 増配率21.63%
- 配当利回り4.4% (2024年9月26日現在)
- 配当性向47% (2024年実績)
- 成長性★★★★☆ (3.6)
- 安定性★★★★☆ (3.8)
- 財務健全性★★★★☆ (3.8)
- 総合評価 ★★★★☆ (3.8)
第6位 クイック 21.88%
人材派遣会社。
リクルートなどの大手とは違い海外事業を展開しているのが強み。
時価総額は約400億円と小規模ながら10年で時価総額を4倍にするなど勢いは止まらない。
リーマンショックで赤字転落するなど不景気には弱いが配当金は上昇傾向で問題なし。
クイックのデータ
- 増配率21.88%
- 配当利回り4.5% (2024年10月8日現在)
- 配当性向50% (2024年実績)
- 成長性★★★★☆ (4.2)
- 安定性★★★★☆ (3.7)
- 財務健全性★★★★☆ (4.1)
- 総合評価 ★★★★☆ (4.0)
第5位 芝浦電子 22.32%
サースミタ(温度計などに使われる技術)世界シェアNo.1の会社。
昨今の電子機器には必ずと言って良いほど内蔵されている機器を扱っており海外展開にも余念がない。
時価総額は約500億円と小規模ながら世界に誇れる技術を持っているのが強み。
リーマンショックやコロナで減益となっており、不景気には弱いが配当金は上昇傾向で問題なし。
芝浦電子のデータ
- 増配率22.32%
- 配当利回り4.3% (2024年10月8日現在)
- 配当性向60% (2024年実績)
- 成長性★★★★☆ (3.6)
- 安定性★★★★☆ (3.9)
- 財務健全性★★★☆☆ (4.2)
- 総合評価 ★★★★☆ (4.0)
第4位 ビジネスブレイン太田昭和 22.95%
ビジネスブレイン太田昭和のデータ
- 増配率17.60%
- 配当利回り4.2% (2024年9月26日現在)
- 配当性向6% (2024年実績)
- 成長性★★★☆☆ (3.8)
- 安定性★★★☆☆ (3.4)
- 財務健全性★★★☆☆ (3.5)
- 総合評価 ★★★★☆ (3.6)
経営コンサルティングやシステム開発などを行う総合コンサルティング会社。
DX化による業務効率化などを主軸に事業展開。
(紙で電子化する、電子で物を管理するなど)
東急やダイハツ工業など大手企業への導入実績も多数。
時価総額は約200億円と小規模ながら大企業への導入実績があるのが強み。
リーマンショックで赤字転落しており、不景気には弱いが配当金は上昇傾向で問題なし。
第3位 インテリジェントウェイブ 23.11%
インテリジェントウェイブのデータ
- 増配率23.11%
- 配当利回り3.9% (2024年10月8日現在)
- 配当性向74% (2024年実績)
- 成長性★★★★☆ (4.0)
- 安定性★★★★☆ (3.5)
- 財務健全性★★★☆☆ (3.4)
- 総合評価 ★★★★☆ (3.6)
クレジットカードのシステム開発をメインに事業展開している会社。
証券会社向けにもシステム開発をしており、高いセキュリティが評価されている。
時価総額は約200億円と小規模。
何度か赤字転落しており、安定性に欠ける面はあるが配当金は上昇傾向で問題なし。
第2位 日本ライフライン 29.65%
医療機器の製造販売を行なっている会社。
特にペースメーカーでの実績が高く評価されている。
海外展開もしており、売上の伸びも期待できる会社。
時価総額は約900億円と中規模。
2015年以前は利益が不安定だったものの、経営改革により安定。
利益率も20%と高く、配当金は上昇傾向、THE優良銘柄。
日本ライフラインのデータ
- 増配率29.65%
- 配当利回り3.8% (2024年10月8日現在)
- 配当性向43% (2024年実績)
- 成長性★★★★☆ (3.6)
- 安定性★★★★☆ (4.0)
- 財務健全性★★★☆☆ (3.9)
- 総合評価 ★★★★☆ (3.8)
第1位 アルトナー 31.1%
堂々の第1位はアルトナー!
人材派遣を行なっている会社です。
主にソフトウェアや機械・電子などの専門的な人材を派遣している同社。
人材派遣会社は構造上儲けが出やすいので投資先としては有望です。
また、事業の仕組みも単純明快で誰が社長になろうが
事業が安定しやすいのも投資家としては嬉しいところ。
時価総額は約200億円と小規模。
10年で売上は2倍、利益率も15%と高い水準。
配当金は上昇傾向、いうまでもなくTHE優良銘柄です。
アルトナーのデータ
- 増配率31.10%
- 配当利回り4.4% (2024年10月8日現在)
- 配当性向76% (2024年実績)
- 成長性★★★★☆ (3.9)
- 安定性★★★★☆ (4.1)
- 財務健全性★★★★☆ (4.1)
- 総合評価 ★★★★☆ (4.0)
まとめ
ここまでご覧いただきありがとうございました。
今回紹介した10社は増配率が高いだけでなく
売上の堅調・財務が健全など優良銘柄の基準を満たした会社です。
これだけ条件が揃った企業はなかなか無いため
割安のうちに沢山仕入れて金のなる木を育てていきたいですね。
また、今回ご紹介した銘柄の殆どが毎月らふが紹介しているオススメ銘柄に選別されています。
毎月タイムリーに買い時の銘柄を紹介しているのでぜひご覧ください。(↓10月分です)
増配率が高ければ株主還元にも積極的なため利益が狙いやすいです。
とはいえ、増配率は絶対ではありません。
PERやPBR、売上の成長率、最終的には市場の雰囲気まで含めて
総合的に判断して購入しましょう。
複数の指標で企業を見れば損切りせざるを得ない状況を減らすことができますよ。
優良な企業の見極め方は合わせてこちらの記事をご覧いただければと思います。
おまけ
ここまで読んでいただいた熱心なハートをお持ちなあなたへ。
最後に人生に役立つ書籍を紹介させてください。
書籍は1,000円程度と安く、誰でも簡単に知識を習得できる便利アイテムです。
株のリターンはある程度決まっていますが読書で得られるリターンは無限大。
非常にコスパの良い自己投資といえます。
世界の富を牛耳るユダヤ人は、日本人の5倍も書籍を読んでいます。
もちろん、らふも毎月最低5冊買って知識をアップデートしていますよ。
書籍ほどコスパの良い投資先は存在しません。
あなたの人生を豊かさにしてくれる書籍へ積極的に投資していきましょう!
数ある高配当株の入門書として一番オススメ!
らふも愛読しています。
これ一冊あれば、他の書籍は不要。
デメリットもきちんと触れており信頼できます。
高配当株投資で
”少しでもリターンを上げたいなら”絶対に買うべき書籍です!
お金の義務教育をするならこれ!と言われるほど
完成度の高いベストセラー本。
支出管理・収入UP・投資法などお金の初歩を完全網羅。
学校では決して学べない”人生”に役立つ書籍です。
お金の基礎知識をマスターしたい人に是非オススメ!
この本のリターンは無限大、買わなきゃ絶対に損です。
衝撃的なタイトルとは裏腹に
いかに人生を豊かにするかを教えてくれる良書。
人生で一番若いのは今!
今しかできない経験の大切さを切実に訴えてきて、
読んだらすぐ行動したくなる。
20代、30代と若い人にこそ読んでほしい一冊!
最後までご覧いただきありがとうございました。
週に数回、記事を投稿しますので是非サイトのお気に入り登録をお願いします!