こんにちは、高配当株投資家のらふです!

今回のテーマは、
「カブアンドは優良サービスなのかどうか」
ここ最近XやYouTubeでもカブアンドはかなり話題になっていますよね。
サービスを利用すると未公開株がもらえる!なんて謳い文句も気になってしまいます。
とはいっても、



未公開株は怪しそう
詐欺に遭ったらどうしよう
とか



いまいちお得なのかわからない
といった声があるかと思います。
いくらZOZOTOWNの元社長である前澤さんがやっているサービスとはいえ怪しさはありますよね。
そこで投資歴10年以上のらふが、カブアンドについてわかりやすく記事にまとめました。
サービスを利用前の判断材料にしていただければ幸いです。
≪まとめだけ見たい方は↓↓↓をどうぞ!≫
1分でわかるカブアンド まとめ(筆者の感想です)
カブアンドとは
→電力やネット回線を利用した際ポイントの代わりに未公開の株がもらえるサービス。
貰った株はカブアンドの運営会社が上場した際に売却できるようになりそこで利益を享受できる。
カブアンドのメリット
・夢を見られる
・簡単に株主になれる
・前澤氏を応援できる
カブアンドのデメリット
・未公開株は流動性が低く換金できない
・上場時に証券口座を開設しないと売却できない
・上場するまでが長くそれまで恩恵が殆どない(最低数年)
・微々たる株数しか貰えず対してお金にならない可能性が高い
・未公開株に縛られて契約内容を乗り換えできない可能性あり(機会損失)
まとめ
カブアンドは未公開株を誰でも持てるという面白いサービス。
しかし、リスクに対してリターンが見合わない印象。
証券口座を開いてインデックス投資をした方が資産形成の点では優勢。
カブアンドとは


カブアンドは電力やガスなどを利用した際、ポイントの代わりに株が貰えるという新しいサービスです。
今まで100円で1ポイント貰っていたのが100円で1株!みたいな感じです。
斬新で面白いですよね。
ここでいう株は、カブアンドを運営している株式会社カブ&ピースの株です。
上場していないため未公開株の扱いになっています。
未公開株は上場している株と違って、売却の制限などはありますが
上場している企業の株と本質的な違いはありません。
貰った未公開株は原則売買できませんが、企業が上場したら自由に売り買いができるようになります。
基本的には上場するまで待つ、上場後に利益が出るといった仕組みですね。
上場まで長引く場合は配当を出すなど、株の売却益以外での還元も検討されています。
カブアンドのメリット


カブアンドのメリットは大きく分けて3つです。
夢を見られる
カブアンド1番のメリットは貰った株に大きな価値がつくかもしれないということ。
日常的なサービスを使うだけで莫大とまでは言いませんが、大きな資金が手に入るとなればワクワクしますよね。
発起人の前澤氏によると未公開株の価値は1株5円程度とのこと。
とはいえサービスごとに何株貰えるか不明のため、現状お得なのかどうかは全く判断ができません。
11月20日のサービス開始後に判断していきましょう。
簡単に株主になれる
通常株主になるためには証券口座を開設し、お金を入金、欲しい企業を選別し買うといった
複数の難関ステップを超えなくてはなりません。
投資を一からスタートする人にとってかなりのハードルになるでしょう。
一方で、カブアンドは電力の切り替えやふるさと納税をするといった行為ひとつで株主になれます。
簡単に株主になれるのは嬉しいですね。
とはいえ上場企業とは異なり、議決権(発言権)がない、配当がない(現時点)といった面は注意が必要です。
前澤氏を応援できる
これはそこまでメリットではないかもしれませんが、サービス利用をすることで間接的に前澤氏を応援できます。
前澤氏が好きな人にとっては最高のサービスではないでしょうか。
カブアンドのデメリット





期待は無限大だけどしっかりとデメリットも抑えていきましょう⭐︎
未公開株は流動性が低く換金できない
カブアンドの未公開株は、基本売却できません。
売却できない=流動性が低く、通常価値が低いと言われています。
上場するまでは換金ができず、ポイントも付与されないのは痛い点。
上場するまで耐えられるメンタルが必要です。
上場時に証券口座を開設しないと売却できない
カブアンドで未公開株をもらう段階では特に複雑な手続きはありません。
しかし、実際に上場していざ売却!の前の証券口座を開設する必要があります。
株自体は簡単に手に入るものの、売却には一手間かかることは覚えておきましょう。
上場するまでが長くそれまで恩恵が殆どない(最低3年)
上場するまでの道のりは果てしなく長いとよく言われます。
上場までの平均年数は約18年、最短でも3年です。
前澤氏は5年程度を見込んでいるようですが、至難の業です。
仮に5年で上場できたとしても5年間はほぼ価値がない株をひたすら保有しているだけ。
それだったらポイントで貰った方がいいよね、と思うかもしれません。
気長に待てない人はサービスを利用しない方が良さそうですね。



3年も経ったらサービスを利用していることすら忘れそう・・・
微々たる株数しか貰えず対してお金にならない可能性が高い
カブアンドを使えば夢を見られる、お金がたくさんもらえるかのように書かれている記事や動画を見ますが実際その可能性は低いです。
というのも、サービスを利用し実際に上場まで行ったとして株の価値は10万円程度が関の山でしょう。
(詳細なシミュレーションは記事の後半を参照)
ざっくりですが上場した場合、未公開株の価値は全部で1-5万円程度になるのではと思っています。
未公開株に縛られて契約内容を乗り換えできない可能性あり(機会損失)
未公開株には確かに魅力があります。いくらの価値になるかは上場しないとわからないのでひょっとしたら
億万長者になれるかも・・・と期待を抱くのは当然ですよね。
しかし、その思考が足枷となり、お金を返って減らしてしまうかもしれません。
例えば、A社の携帯料金は2000円、カブアンドは2200円だとします。(品質は同じと仮定)
カブアンドの方が少し高いけど、未公開株には価値があるから、カブアンドを使う!
という思考になりがちです。これはかなり危険な考えです。
確かに上場すれば価格差を取り戻せるかもしれませんが、上場しない可能性も大いにある。
上場に10年かかるかもしれません。
上記のようなリスクに備え、確実に安い方を取りに行くのが無難です、らふなら未公開株の価値はほぼ0円だと思って
総合的に安い方を選択します。あくまで未公開株はおまけです、安くて高品質が良いという本質を見失わないよう注意が必要ですね。
【検証】カブアンドの未公開株の価値は一体いくらなのか
ここからは貰った未公開株がいくらの価値で売れるのかを検証していきます。
前提条件
カブアンドが上場した場合の時価総額は100億円と仮定。
(上場した企業の時価総額中央値が100億円のため)
サービスの利用者(1サービス以上利用)は100万人と仮定。
(国民の約1%が何かしらのサービスを利用)
株主はすべてカブアンドのサービス利用者とする(創業者等は入れない)
(計算を簡易的なものにするため)
まずカブアンドの時価総額=企業価値は100億円と仮定します。
つまり、すべての株の価値は100億円です。
更にサービスの利用者が100万人と仮定し、全員が同じ株数を持っているのであれば
一人当たり1万円の株(中央値)を持っていることになりますね。うーん少ない。
実際は企業の価値が500億円だったり、複数サービスを利用した人はたくさん株を持っていたり
するためここまで簡単な計算ではありません。
しかし、ざっくりした計算でも未公開株は1人分は1万円程度しか価値がないことがわかります。
100万円なんて夢のまた夢です。
仮に時価総額が5倍の500億円、利用者が半分の50万人だった場合でも未公開株の中央値は10倍の10万円です。
これくらいならやる価値があるといえそうですね。蓋を開けてみないとわかりませんが、100万円以上になる可能性は極めて低いです、一攫千金を狙うのはやめましょう。
次に実際に電力だけ契約した場合の還元率を計算してみます。
電力を契約した場合のシミュレーション(超簡易なので参考程度)
前提条件
上場までは5年かかると仮定
(前澤氏の理想を転用)
電気料金は月1万円と仮定
(2人暮らしの平均電気料金を採用)
上場までにかかる電気料金は60万円。
還元率が1%のポイントであれば6000円もらえる。
もし電力を使って全サービス利用者の平均株数を獲得できれば
1万円の株をゲットできる。
→ポイントをもらうよりも株でもらう方が約2倍お得。
上記シミュレーションでは電力をカブアンドに切り替えると、ポイントよりも2倍価値のある株がもらえる結果になりました。
もらえる株数や上場した際の企業価値に左右されるので一概にはいえませんが、上場した場合はポイントよりお得なのは間違いなさそうです。
個人的には、上場すればポイントでもらうより数倍〜50倍くらいお得になるのではと思っています。
最高で使用した金額の半分が戻ってくるということですね。
とはいえ、上場しなければただの紙切れも同然。
上場できないリスクや上場までの期間などを考えるとリスクの割にリターンが低いと感じます。
まとめ
1分でわかるカブアンド まとめ(筆者の感想です)
カブアンドとは
→電力やネット回線を利用した際ポイントの代わりに未公開の株がもらえるサービス。
貰った株はカブアンドの運営会社が上場した際に売却できるようになりそこで利益を享受できる。
カブアンドのメリット
・夢を見られる
・簡単に株主になれる
・前澤氏を応援できる
カブアンドのデメリット
・未公開株は流動性が低く換金できない
・上場時に証券口座を開設しないと売却できない
・上場するまでが長くそれまで恩恵が殆どない(最低数年)
・微々たる株数しか貰えず対してお金にならない可能性が高い
・未公開株に縛られて契約内容を乗り換えできない可能性あり(機会損失)
まとめ
カブアンドは未公開株を誰でも持てるという面白いサービス。
しかし、リスクに対してリターンが見合わない印象。
証券口座を開いてインデックス投資をした方が資産形成の点では優勢。
11月20日から始まる新サービスカブアンドですが、未公開株という夢がある一方でリスクが高く、リターンが高くないように思えます。
サービスを利用する前に、他社よりも安いのか、未公開株の価値を高く見積り過ぎていないかといった点に注意して検討できるといいですね。



勢いがあるからとすぐに契約せず
冷静にサービスを分析して
資産を増やす選択をしていきましょう⭐︎
おまけ


ここまで読んでいただいた熱心なハートをお持ちなあなたへ。
最後に人生に役立つ書籍を紹介させてください。
書籍は1,000円程度と安く、誰でも簡単に知識を習得できる便利アイテムです。
株のリターンはある程度決まっていますが読書で得られるリターンは無限大。
非常にコスパの良い自己投資といえます。
世界の富を牛耳るユダヤ人は、日本人の5倍も書籍を読んでいます。
もちろん、らふも毎月最低5冊買って知識をアップデートしていますよ。
書籍ほどコスパの良い投資先は存在しません。
あなたの人生を豊かさにしてくれる書籍へ積極的に投資していきましょう!



数ある高配当株の入門書として一番オススメ!
らふも愛読しています。
これ一冊あれば、他の書籍は不要。
デメリットもきちんと触れており信頼できます。
高配当株投資で
”少しでもリターンを上げたいなら”絶対に買うべき書籍です!



お金の義務教育をするならこれ!と言われるほど
完総発行部数150万部を超えた
超ベストセラー本の改訂版!
お金にまつわる基礎知識を完全網羅。
学校では決して学べない”人生”に役立つ書籍です。
お金でもう悩みたくない人に是非オススメ!
この本のリターンは無限大、買わなきゃ絶対に損です。



衝撃的なタイトルとは裏腹に
いかに人生を豊かにするかを教えてくれる良書。
人生で一番若いのは今!
今しかできない経験の大切さを切実に訴えてきて、
読んだらすぐ行動したくなる。
20代、30代と若い人にこそ読んでほしい一冊!
最後までご覧いただきありがとうございました。
週に数回、記事を投稿しますので是非サイトのお気に入り登録やXのフォローをお願いします!